旅するシェリー酒3


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3日目。今日は朝からバスでヘレス・デ・ラ・フロンテーラへ移動。約束の時間ちょうどにEmilio LUSTAUへ到着いたしました。Luis Caballeroの傘下でシェリーをはじめワイン、ブランデー、リキュール、ビネガーなどを扱っていて、数年前にDomecqの手を離れた<La Ina><RioViejo>なども含め、実は3BEBESで扱っているシェリーの半分以上がこちらのものなのです。絶対訪問したかったボデガのひとつで、本社の大聖堂のスタイルの建物の前に着いた時から大興奮しておりました。

担当のFedericoさんはまたまた素敵な方でとてもわかりやすい話し方でゆっくりとボデガ内を案内してくださいました。

3日目。今日は朝からバスでヘレス・デ・ラ・フロンテーラへ移動。

 

ボデガ1つ目の部屋で最初に目に入った樽に書かれた<La Ina>の文字に感激して質問が止まらなくなってしまいました。ボタにチョークで書かれている数字の意味や量を示すアロバの事、初めて見たアスピーリャ(量を測る棒のようなもの)、サカとロシオの作業については今使われている機械と昔使っていた道具も見せて頂きました。

樽の中を見せてもらうと、いままでみたものよりフロールが薄い様に感じました。ポニエンテの影響を受けやすいサンルーカルに比べヘレスは気温が高くなる分工夫も必要である事、実際に目で見てサンルーカルとヘレスの違い、つまりManzanillaとFinoの大きな違いを少し感じ取れた気がしました。

続いて次の部屋では<RioViejo>に続いて<Botaina>!もう興奮が止まりません!ここでお願いして大好きなAmontillado<Botaina>をクリアデラから飲んでみたい!とお願いしたら2a CRIADERAからSOLERAまで飲ませてもらうことができました。その代わりベネンシア披露してと言われて、うれしはずかし・・・。クリアデラのものも十分美味しいと感じましたが、続いてソレラからのものを。香りから違いを感じる事が出来ました。コクが増すというかナッツっぽい風味も増してしてやっぱりこれだ~。って。<Botaina>はボトリングの数が限られていて、旅の数カ月前から日本でも品切れ状態。でも、この品質を保つ為には生産量は増やせないんだよ。と言われて、それなら何ヶ月でも我慢いたしますと納得させられました。

その後もVORSの樽や副業でやっているというウィスキーの為の樽づくりをしてる部屋もみせて頂きました。最後に恒例の試飲タイム。うん、なじみのあるシェリー達。間違えなく美味しい。<Botaina>の品切れ中よかったらこれをとってみてほしいといって飲ませて頂いたAmontillado<Tabanco>は日本に帰ったら間違えなくお願いする事になるとその場で約束しました。

わざわざその日のホテルまで重たいスーツケースを運んでくれたFedericoさん。きっといつかベネンシアドーラになってまた来てね。と言われましたが、なれなくても絶対またきます!笑