旅するシェリー酒1


image3 image4 (3) image5 (3) image8 (3) image7 (3) FullSizeRender (8)6日の夜マドリッドに到着。一泊して朝目的地ヘレスへ向かいました。

電車で約4時間12時ちょうどにへレス・デ・ラ・フロンテーラに到着。

まず最初の2日はマンサニージャの町サンルーカル・デ・バラメダへ。

 

初日に訪問したのは、<サン・レオン>や<アルグエソ>シリーズで有名なBodegas ARGÜESO。少し前にFRANCISCO YUSTE BRIOSOの手に渡っており、今回はYusteのCarmenさんという方がヘレスまで車で迎えに来て下さり、サンルーカルまの道中予定になかったにも関わらずいろいろな所に案内して下さいました。

 

最初に連れて行ってもらったのはYusteの畑。夢にまで見たアルバリサ土壌に涙がでそうでした。残念ながらぶどうの収穫が終わった所でパロミノぶどうは2~3房しか残っていませんでした。Carmenさんはぶどうに対する思いが強く、“古い木のぶどうも新しい木のぶどうも混ぜて熟成していて、ぶどうではなく熟成段階が一番重要だという人もいるけど、私は絶対違う!ぶどうの質もすごく大事だ!って思ってるの”ということ。今度古い木から出来たぶどうだけを使ってシェリーを作らせてもらえる事になったと凄く嬉しそうに話してくれました。

 

続いて先にBodegas Yusteへ。これが人生初めてのボデガ訪問となりました。

とても綺麗なボデガでPEDRO ROMEROのAURORAの新しいラベルも見せてもらったりボトリングをしている所にも連れて行ってもらいました。後で一緒に飲もうとボトリングしたてのAuroraのManzanillaと私が好きだと話していたAmontilladoを頂きました。

 

続いて本日の目的地Bodegas ARGÜESOへ!<San Leon>は大好きなManzanillaのひとつで必ず来たかったボデガのひとつ。ボデガ内は先程のYusteに比べると少し年季が入ったイメージ・・・。予算オーバーで修復出来ていなかったという樽の中にはシェリーが漏れてきてしまっている物も。Yusteが修復作業を行っていて新しい樽や作り方も少し見せて頂きました。

 

見学後ARGÜESO併設のTaberna ARGÜESOでお食事をごちそうして頂き先程のAurora、SanLeon 、CarmenさんオススメのLa Kikaを飲み比べさせて頂きました。

中でもPasadaのLa Kikaは飲んだ瞬間美味しい!と思いました。味を表現するのは苦手なのですがサッパリのManzanillaに少しコクがでた感じ?やっぱり熟成期間が長い分フロールも薄くなる為かAmontilladoにちょっと近づくのか・・・。

食事の間も勉強になる話や面白い話を沢山聞かせて頂きました。Manzanillaから作るAmontilladoとFinoからの物は全然違う味になるという話や、地元の人がどんな料理と合わせるのかなど。Yusteのオーナーが青が大好きで(ボデガの壁や畑の門が真っ青だった)最近買い取ったSanLeonも青く塗ろうとしたのでみんなで必死で止めたって話は笑ってしまいました。

 

初めての畑。初めてのボデガ。目に入るもの全てに感動していた1日でした。

半日付き合ってくれたCarmenさん、紹介して頂いたスコルニの新村さん本当にありがとうございました。